さつまいもの保存方法のまとめ

秋の季節になり、この季節よく見かける食材と言えばさつまいも。

さつまいもは、甘くて美味しく、更に栄養価も高くて素晴らしい食材ですが、収穫の季節になり大量にさつまいもをもらって、「食べきれなくて腐らせてしまった。」なんてことがある方も多いのではないのでしょうか?

そんな時、保存の仕方を覚えておけば、さつまいもを無駄にすることがなくなります。

今回は、さつまいもの保存方法についてまとめてみました。

目次     

さつまいもの保存方法とは?

①天気の良い日に収穫したら傷のない物を選びましょう。
②さつまいもを洗わず泥つきのまま日陰2〜3日乾かします。
③乾いた泥を手で払い落としひとつずつ新聞紙でくるみます。
④段ボールや穴を開けた発泡スチロールに入れ冷暗所で保存します。
さつまいもは、1年中スーパーなので売っていますが、実はさつまいもの収穫は夏から秋にかけての時期だけで、この時期に収穫したさつまいもを土中や貯蔵庫などで保管し順次出荷しています。

なので、私たちは1年前に収穫されたさつまいもを買って食べていることもあるのです。

土中は温度が一定していて、さつまいもに適した条件を保つことができることから、土間がある昔ながらの家屋では、土間や床下などに穴を掘って、その中に籾殻と一緒にさつまいもを埋めて保存しているところもあります。

芋掘りで収穫したり、さつまいもを買った後も、家庭でおいしく長く保存できると便利です。

なので、きちんとしたさつまいもの保存方法を覚えておくと、さつまいもを腐らせることなく、保存することが出来ますので試してみてはいかがでしょうか。

切ったさつまいもの保存方法とは?

洗わないでさつまいもを切る
切ったさつまいもを保存する場合は、絶対にさつまいもを洗わないで下さい。

さつまいもは、1度濡れてしまうと長持ちしない食材です。

なので、切ったさつまいもを保存する時は、さつまいもを洗わず、断面にラップをして新聞紙で包みましょう。1週間程持ちますが、なるべく早く使い切ることをおすすめします。

もし、さつまいもの断面がベタついていたら、腐りかけていますので食べるのをやめておきましょう。

■さつまいもを洗って切ってしまった場合の保存方法とは?
さつまいもを洗って切ってしまった場合は、さつまいもが水に浸かるようにし、蓋付き容器に入れ冷蔵庫に保管しましょう。

そうすることで、さつまいもは数日は持ちますが水は毎日変えるようにしましょう。

さつまいもの保存期間とは?

土付きのさつまいもで冷暗所保管の場合3~6ヵ月保存可能です。

畑から獲ってきたさつまいもや土付きの物で、洗わずそのままの状態で冷暗所や土の中などの保存環境が整っていれば、3~6ヵ月と長期保存することが出来ますが、冷暗所にきちんと保存されていることが条件です。

冷暗所は、日が当たらず温度があまり上がらない場所を言いますので、10~15℃の場所で保存していれば大丈夫ですが、それ以上高い温度の所で保存すると、発芽してしまったり傷みやすくなります。

秋や冬の季節であればキッチンで保管も問題ないですが、春や夏は冷暗所で必ず保存するようにしましょう。

食材庫や床下収納がなく冷暗所がない場合は、冷蔵庫の野菜室で大丈夫です。

冷蔵庫の野菜室は、5~8℃なので新聞紙にくるめば冷暗所として利用することが出来ます。

■水分を吸ったさつまいもは1週間以内保存可能
水分を吸ったさつまいもは、1週間ぐらいしか保存が出来ません。
スーパーで売られているさつまいもは、大体水洗いされていますので長期保存は出来ないので、その場合はすぐに調理することをおすすめします。

■切ったさつまいものは5日以内保存可能
切った場合のさつまいもも洗ったさつまいもと同様で長期保存することは出来ません。
この場合も、早めに調理するか冷凍保存するかにしないとさつまいもを無駄にしてしまいます。

さつまいもを保存する時に気をつける事とは?

絶対に洗わないこと

さつまいもの弱点とでも言えるのが、実は水なんです。

「泥がついているから、1度洗ってから保存しよう!」なんて思ってしまいますが、それは間違いです。

水につけてしまうと水分を吸って腐りやすくなってしまい、長期保存も出来なくなってしまいます。

また、さつまいもは収穫後も呼吸をしているので、通気性のない場所に保存しておくと、中に二酸化酸素が充満し、早く傷んでしまいます。

なので、ビニール袋や発泡スチロールの箱など、通気性のない物の中で密閉保存するのは厳禁です。段ボールなどに移し替え、通気の穴を開けて、保存するようにしましょう。

水分がなくなれば土は手で優しく払うだけである程度は落ちますし、さつまいもを使う直前に水洗いをするようにすると長期保存が出来ますので安心してください。

さつまいもを保存すると甘くなるって本当?

さつまいもの保存をきちんとすれば、3~6ヶ月と長期保存することが出来る他にもさつまいもを保管することによって甘みが増すというメリットがあります。

さつまいもは、収穫してから2~3週間くらい置くと、追熟という反応が起こり、さつまいものデンプンが時間をかけて糖分に変わっていく為、収穫したばかりの時よりも甘味が増します。

保存した方が甘くて美味しいさつまいもになりますので、是非試してみてください。

まとめ

 
今回は、さつまいもの保存方法について詳しくまとめてみましたが、いかがでしょうか?

さつまいもは、水気に弱い食材でもあるのでしっかり湿気を取ってください。また、保存する時も新聞紙などで包み、少しでも水気、湿気を避け、保存方法をしっかりと守れば、長期保存が可能です。

そして、保存する事によって、さつまいもは甘さが増しますので、是非一度試してみていただければと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする