はじめにー旧正月(春節)とは

旧正月とは陰暦(旧暦)の元日です。陽暦(新暦)となった日本では祝う習慣が薄れたものの、旧暦の大晦日から7日間が祝日となる中国では春節と呼ばれ、もっとも重要な一大イベントです。2019年の春節はいつか?春節にはなにをするのか?わかりやすく解説します。

2022年中国旧正月「春節」は2月1日(火)の予定です。

2022年の中国の旧正月(春節)はまだ確定はしていませんが、2月1日の予定です。というのも、中国の春節は毎年決まった日ではありません。「じゃあ、いつなんだ?」という話になります。中国の場合、正式には毎年12月に国務院(中国政府)が発表します。

旧暦12月23日→小年(シャオニエン)

旧暦大晦日→除夕(じょせき、チゥシィー)

旧暦1月1日~1月4日→大年初一

旧暦1月5日→正月初五

中国の春節(旧正月)の食べ物

春節には、各地から親戚が故郷に集まり、みんなで食事をします。

中国では皆で餃子を作って食べるのが慣習です。

中国で餃子を調理する場合、具も皮もすべて手作りするのが普通ですし、非常に大量に作ります。

日本の餃子は焼餃子が多いのに対し、中国の餃子は基本的にゆでて食べるものなので勝手は違いますが、とてもおいしいです。

親戚が集まると、適齢期の未婚の人は結婚相手はいるのかなどと皆からたずねられ、早く見つけるようにとかなりの圧力を受けるようです。これはどこの国でも同じですね。

人数が多いと食事の準備が大変なため、春節(旧正月)の時期にはレストランはたくさんの人でにぎわいます。もし外食の場合、多めの人数の場合は予約をとったほうが無難かもしれません。

旧正月(春節)とは

春節とは、日本でいう旧暦の正月、つまり旧正月です。明治維新までは、日本の年越しは中国と同じように旧正月でしたが、明治6年以降、太陽暦(グレゴリオ暦)が採用され、現在に至っています。

旧暦1月1日を「旧正月」と呼ぶのは日本だけで、中国をはじめとする多くのアジア圏では、「春節」と呼び、新年を祝う大事な日です。

春節は、国によって呼び方が異なりますが、春節を重要視しているため、多くの国が祝日にしています。たとえば、中国ではチュンジェと呼ばれ、旧暦大晦日から7日間、ベトナムではテトと呼ばれ、旧暦大晦日から4日間は国民の祝日となっています。

日本では、春節が国民の祝日となっていないため、「旧正月」は正月としての意味は薄れているのかもしれません。

新暦(太陽暦)と旧暦(太陰太陽暦)との違い

新暦では、地球が太陽の周りを1周する時間を1日とし、365日を1年とし、生じた誤差を4年に1度の閏年(うるうどし)に1日閏日を入れて調整しています。

一方、旧暦は新月→満月→新月までを1か月とします。そうなると旧暦の一月平均は約29.5日となり、12か月では約354日にしかなりません。この誤差を埋めるため、旧暦では約3年に1度の閏年に、閏月(うるうづき)を1か月入れて13か月にします。

なぜ旧正月は毎年変わるのか

旧暦は月の満ち欠けを基準とし、新暦は太陽の公転周期を基準とした暦です。旧暦と新暦では、1年の長さが違うため、旧正月は毎年違う日になってしまうのです。

旧正月が毎年変わるのはこのためです。

また、旧暦では日の出から次の日の出までが1日となるため、国によっては、時差の関係で旧正月の日付が変わる場合もあります。

春節は2050年までは大体決まってる?

春節は、以下のような日取りでかなり先まで決まっています。
2019年02月05日  2035年2月8日
2020年01月25日  2036年1月28日
2021年02月12日  2037年2月15日
2022年02月01日  2038年2月4日
2023年01月22日  2039年1月24日
2024年02月10日  2040年2月12日
2025年01月29日  2041年2月1日
2026年02月17日  2042年1月22日
2027年02月06日  2043年1月10日
2028年01月26日  2044年1月30日
2029年02月13日  2045年2月17日
2030年02月03日  2046年2月6日
2031年01月23日  2047年1月26日
2032年02月11日  2048年2月14日
2033年01月31日  2049年2月2日
2034年02月19日  2050年1月23日

中国の春節(旧正月)は、だれが正式に決めるのか

中国の春節は、旧正月、あるいは中国の正月とも呼ばれますが、長期の連休を取得することが恒例の祝日です。

実際の公的な春節の連休というのは、毎年、国務院(中央政府)弁公庁から、前年の12月10日前後に発表されますが、旧暦の正月なので、毎年日付が変わります。

2019年の旧暦の新年は2月5日となるため、この前後の7日間が国の祝日となります。なお、現在の西暦では毎年旧暦の正月は異なるため、以降2020年1月25日、2021年2月12日がそれぞれ新年となります。この前後が春節の祝日で長期の連休となります。中国では、10月にある国慶節と並ぶ連休です。

さらに、国務院(中国政府)が発表している春節の長期連休とは別に追加で数日休みを入れている企業も多いため、10日間前後は連休となると見ておくほうが無難なので、この時期に中国企業と取引する等の場合は、相手先企業へ確認したほうがよいでしょう。また、公的機関も休んでいますので、例えば輸送する場合に貨物の保管料が余計にかかる可能性もあるので注意が必要です。

アジア圏の旧正月「春節」

日本では、グレゴリオ暦(新暦)の1月1日に正月を迎え、祝いますが、旧正月は祝いません。しかし、ほかの多くのアジア圏では、旧正月(春節)を祝うため春節(2019年は2月5日予定)の前後を祝日にすることが多いようです。

多くのアジア圏が春節を祝日に

春節を重視するアジア圏の多くは、この旧正月(春節)を国民の祝日としており、中国では旧暦大晦日から7日間は祝日となるため、2019年は2月4日から2月10日までが春節前後で休暇となる予定です。
また、中国では今でも春節を祝いますが、現在も旧暦(太陰太陽暦)を使っているわけではありません。中国では、1911年の辛亥革命後、翌1912年の中華民国の成立時に太陽暦が正式に採用され、元旦は新暦の1月1日へ移動し、旧暦1月1日は「春節」とされ現在に至ります。

中国の春節(旧正月)の休日

中国本土において休日は、法律上は春節から3日ですが、一般的に旧暦大晦日から7連休をとっています。

韓国の春節(旧正月)の休日

大韓民国において休日は、旧暦大晦日から旧暦1月2日までとなります。

中華民国(台湾)の春節(旧正月)の休日

中華民国(台湾)において休日は、旧暦1月5日までとなります。

ベトナムの春節(旧正月)の休日

ベトナムにおいて休日は、旧暦大晦日から旧暦1月3日までですが、官公庁や民間企業では、前後1週間程度を休日にしています。

香港の春節(旧正月)

香港において休日は、旧暦1月3日までですが、その3日間に日曜日があるときは旧暦大晦日も休日となります。

春節は中国の一大イベント

春節の前後には「春运(チュンユン)」といういわゆる帰省ラッシュがあります。春節が始まる2週間前から春節後4週間の約6週間は、鉄道を中心に交通機関の混雑が予想されます。
そして、春節前後は、学生だけでなく、仕事をしている人でも一ヶ月くらい実家で過ごす場合があります。
パートやアルバイトの人は、年末に退職し、春節が過ぎて実家から戻って仕事を探すという場合も少なくありません。
春節期間中は列車の切符がなかなかとれないこともあり、当初の予定より数日遅くなることも、よくありますが、この点については寛容です。

新暦(グレゴリオ暦)の1月から2月にかけて、中国に旅行に行こうとしているのであれば、春節そのものである旧暦の1月1日から3日間くらいは意外と空いていて、飛行機のチケットの値段も高くないので狙い目と言えるかもしれません。

日本では旧正月を祝わない?

日本もほかのアジア圏の国々と同様、明治維新の前までは旧暦を使い、旧正月を祝っていました。しかし、1872年11月9日に布告され、1872年12月3日に西洋暦である新暦に変わりました。

旧正月を祝う習慣がなくなった理由は、はっきりしませんが、神戸や横浜などの中華街では旧正月を祝ったり、沖縄など一部では旧正月をはじめ、旧暦にちなんだ行事が行われています。

旧正月(春節)のまとめ

日本ではあまり馴染みがなくなった旧正月ですが、世界的に見るとアジア圏の各国で祝われているようです。
中国をはじめとするアジア圏に海外旅行に行くときは、スケジュールに気をつけましょう。